
栗東TSの村山厩舎の洗い場で。
Dr.copa

京都競馬、京阪杯のパドック。
コパノオーシャンズと武豊騎手。

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<4月9日・コパノオーシャンズ 15着>
全力を出し切れなかったことで、疲労が見られないことから連闘で挑んだオーシャンズでしたが…先週に続いての大外枠が響き、残念ながら、大きな進境は見られませんでした。GUとはいえ、牝馬相手だっただけに期待していたんだけどなぁ。「追い込み」という競馬スタイルの馬は、自分でレースが作れないぶん、展開や枠順などすべてがうまく噛み合わないと結果が出ない弱みがあります。仕方がありませんね。このところ使い詰めできていたこともありますし、この後は放牧に出してあげようと思います。
秋山真一郎騎手
「直線は伸びているんですが、きょうは前に行った馬に向く馬場状態でしたからね。大外枠だったので、一番外を回らされたのも痛かったです」
<8月28日 札幌11R 3枠5番 古川吉洋騎手> 芝1200m、GV・キーンランドC、1頭立て(発走14時50分)
4月以来、久しぶりの一戦となるコパノオーシャンズ。震災の影響もありましたが、北海道に移動してから外傷を負ってしまい、ここまで時間がかかってしまいました。今回の鞍上はフルキチくん(古川吉騎手)。彼とのコンビでは2008年の秋に福島で500万下を勝ってもらって以来。あの時はハナ差の際どい勝利でしたが、コパの中では「あの接戦を制した経験があったからこそオープンまで登り詰めることができたんだ」という認識があります。オープン馬になるにはもちろん素質も必要ですが、加えて経験というものがとても大切。レースの中で得たものは大きくて、厳しい競馬は必ず糧になります。中でも接戦はやろうと思ってできるものではありませんし、またヘタを打つと馬にヘンなトラウマみたいなものができてしまうためとても難しい。その意味でフルキチくんはあのレースをうまくオーシャンズの糧にしてくれたんだと思っています。まあ、馬の年齢を考えれば、今、経験を積んだところで、もはやどうこうなるものではありませんが、再びいいレースをしてくれることを期待しています。相性は絶対に悪くないはず! 重賞レースで相手も強いでしょうから、愛馬セールは5着までに来られれば開催としておきます。
<8月28日・コパノオーシャンズ 12着>
相性のいい古川騎手とのコンビで久しぶりの一戦に挑んだコパノオーシャンズでしたが、結果は12着。最後は外めからジワジワと差を詰めてきましたが、さすがに直線の短い札幌コースで最後方からでは届きません。といっても、今回は相手も強すぎました。休養明けでいきなりの重賞レースでは逆にかわいそうでしたね。次はどのレースに出られるのか分かりませんが、また頑張ってもらいましょう。
古川吉洋騎手
「道中はジッと脚をためて≠ニいう指示だったのであの位置になりましたが、直線は一瞬オッ≠ニいう伸びも見せてくれました。ただ、それでも今回は相手が強いですね」
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